伊予之二名島旅行記 其之五

高知城と桂浜。旅の終わりに“海と風”の記憶を


荷物は宅配で身軽にスタート


四国旅行の最終日。
荷物を駅のコインロッカーに預けに行くと時間をロスしてしまうし、ホテルに預けておくのも良いのですが、帰りの荷物が増えることを考えると少し不便。
そこで、最低限の荷物だけリュックに詰めて、スーツケースとボストンバッグは自宅へ宅配で送ればいいのでは? と考えました。
出発前に宅配の手続きをしてみると、思いのほかお手頃価格で送れることがわかりひと安心。
おかげで余計な寄り道をすることもなく、帰りの荷物の多さを気にせず、身軽な状態で観光をスタートできました。

曇り空の高知城へ


まず向かったのは 高知城。
江戸時代初期に山内一豊が築いたお城で、今も天守が当時のまま残る “現存天守” のひとつです。
一豊といえば大河ドラマにもなった人物で、妻・千代の支えのエピソードがさりげなく思い出される場所でもあります。

この日はあいにくの曇り空でしたが、天守の落ち着いた色合いがしっとりとした雰囲気を引き立てていて、これはこれで悪くありません。
石垣の間を抜ける風が心地よく、ゆっくり坂を登りながら天守を見上げていると、静かな空気の中で気分が自然と整っていきました。

高知城天守と本丸御殿

見ごたえある石垣


江戸時代から現存する追手門



はりまや橋とMY遊バスのきっぷ


高知城を後にして向かったのは はりまや橋。
ホテルの方に教えてもらった「MY遊バス」のチケットが買えるとのことで、バスセンターで購入することに。

はりまや橋周辺にはバス停や路面電車の駅が多く、「どんな立派な橋なんだろう?」 と想像していましたが、実際は思いのほか小さな橋。
地元・高山に架かる中橋のミニチュア版のようで、少し親しみがわいてきました。

はりまや橋


五台山展望台と竹林寺でひと息


MY遊バスに乗って向かったのは 五台山展望台。
高知の街並みと海が一望でき、旅の終盤とは思えないほど気持ちが晴れる景色でした。
展望台から歩いてすぐの 竹林寺は、静けさが心に沁みる場所。
境内を歩いているだけで自然と深呼吸したくなります。

展望テラス お隣では新しい展望台が建設中でした。

奥の方が桂浜

展望台から望遠レンズで撮影した高知城

竹林寺五重塔と紅葉

紅葉を見るため庭にも行きたかったけど、
時間がなかったので断念。


太平洋の迫力を感じる桂浜へ


竹林寺を後にして向かったのは 桂浜。
お昼は「うみさち」でラーメンを食べ、まずはひと休み。

食後、桂浜の丘を歩いていると、どこからともなく波の音が聞こえてきました。
その音は 「ザッザーン、ザッザーン」 と力強く、太平洋の広さを感じさせます。

ふと、「二日前は瀬戸内海側にいたのに、太平洋側に来たんだなぁ。随分移動したもんだ…」としみじみ。

瀬戸内海側では、海の向こうに広島県や岡山県、さらに瀬戸大橋や来島海峡大橋が見えていましたが、ここ桂浜では 見渡す限りの海。

景色の違いが旅の実感をさらに深めてくれました。

波の音に耳をすませながら、しばらく立ち尽くしてしまうほど心地よい時間でした。

貝が贅沢に乗った「うみさちラーメン特上」


打寄せる波は力強かった。

坂本竜馬像。隣の足場はなんだったのだろうか?

坂本龍馬記念館を訪れ、旅の締めくくりへ


桂浜を後にして訪れた 坂本龍馬記念館。
龍馬ゆかりの地で、幕末の風を感じつつ展示を見て回りました。
外に出る頃には、海風がまた心地よく感じられました。

そのあとは最終のバスで市内へ戻り、四国最後の食事は 「ごはんや鉄丸」 のかつおのたたき。
肉厚の身が、本当に旅の締めくくりにふさわしい一皿でした。

桂浜から歩いて、おおよそ10分

竜馬記念館屋上で撮影した夕日

夕食の「かつおの田舎たたき」

帰路は夜行バスで


名残惜しい気持ちを抱えつつ、夜行バスで帰路へ。
バスに揺られながら、四国で過ごした数日を静かに振り返りました。

徳島まで3列シートのバスに乗換え、それまでは4列シート


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