伊予之二名島旅行記 其之四

大洲から宇和島、そして高知へ。長距離移動の日


朝の予定変更、レンタル自転車で大洲へ


三日目の朝は、当初はホテルに荷物を預けてバスで移動する予定でした。
ところが宿泊していたホテルで自転車を借りられることを知り、せっかくなので自転車で大洲城へ行くことに。

普段はロードバイクに乗っている筆者ですが、もちろんそんな本格派の自転車がレンタルされるはずもなく、用意されていたのはセミアップハンドルのママチャリ。
乗り始めはいつもの感覚と違い、最初の数分はちょっとした一苦労でしたが、街の雰囲気に合わせてゆったり漕いでいると、これはこれで旅らしい心地よさがありました。

大洲城と臥龍山荘をゆっくり散策


まず向かったのは 大洲城。 大洲城は“築城の名手”として知られる 藤堂高虎 が江戸時代初期に整えたお城で、現在の天守は全国でも珍しい木造復元天守。
中に入ると木の香りがほんのり漂い、復元とは思えない重厚さがあります。

天守から街並みを見下ろしたあと、すぐ近くの臥龍山荘へ。
建物と庭園が静かに調和した美しい空間で、歩くだけで心が落ち着いていきます。

その後は 大洲神社 に立ち寄り、御朱印をいただいて旅の良い記念に。
ホテルへ戻って自転車を返却し、スーツケースを受け取って 大洲駅へ向かいました。

いですねぇ。この佇まい。

昇りやすい「やさしい階段」

傾斜のキツイ階段現る!油断したわっ

大洲城手前で撮影「民泊」でしょうか?

「紅葉」が綺麗でした。

臥龍山荘「不老庵」清水寺みたいですね。

川を挟んで撮影した「大洲城」




宇和島へ移動、駅前で南国を感じる


列車に揺られて 宇和島 へ。
駅前には背の高いソテツが何本も並び、降り立った瞬間から南国らしい空気が感じられます。
駅舎もなんとなく南国っぽい温かみのある配色。

現存天守の宇和島城へ


宇和島駅から15分ほど歩いて、宇和島城の入口である「長門」に到着。
この門はもともと宇和島藩筆頭家老・桑折(こおり)家の屋敷にあった長屋門を移築したものなのだそう。
城下町の面影を感じられる、雰囲気のある門構えです。

ここから天守までは、のんびり登って10分ほど。

宇和島城は大洲城と同じく藤堂高虎が基礎を築き、その後この地を治めた 伊達家によって整えられたお城。
現在残る天守は江戸時代そのままの “現存天守” で、小ぶりながら落ち着いた風格があります。

山の静けさにふわりと溶け込むように建つ天守は、派手さはないものの、どこか年月を感じさせる佇まいでした。

もう少し角度をつけて撮影するべきだったよなぁ

山城に登り坂は付き物

思いのほかこじんまりとした天守でした、

古いお城あるある「傾斜のきつい階段」



伊達博物館と天赦園も訪問


下りは登ってきた道とは違うルートへ。
そのまま 私立伊達博物館 と 天赦園 にも足を伸ばしました。

天赦園(てんしゃえん)は、宇和島藩主 伊達宗紀(むねただ)が造営した庭園で、庭園名の「天赦」は宗紀が詠んだ和歌に由来し、“天がゆるす日=とても縁起の良い日” を意味しているそうです。
池泉回遊式の美しい庭園で、穏やかな空気に包まれながら散策できます。

歴史と自然、どちらも楽しめる宇和島らしいひとときになりました。
右下半分は自然石材を用いた「野面積み」
左上半分は加工石材を用いた「打込ハギ」
1つのお城で石垣の種類が違うのも珍しい。
宇和島城「上り立ち門」
下りだから良かったけども、上りルートより傾斜はキツかった。
伊達家伝来品を中心に展示されていた「伊達博物館」
天赦園
普段は町中を歩いてるので、自然の中を歩くのは新鮮な気分になります。





旅最長の移動時間、宿毛経由で高知へ


宇和島駅へ戻り、バスで 宿毛 へ。
そこから 土佐くろしお鉄道 に乗り換えて高知へ向かいました。
これが今回の旅で最も長い移動で、車窓の景色を眺めながらゆったりと身体を休められる移動時間になりました。
※名古屋→高松の夜行バスルートを除く。


ひろめ市場で、かつおのたたき丼


高知のホテルにチェックインしたあと、歩いて ひろめ市場 へ向かいました。
夕食は名物の「かつおのたたき丼」
新鮮な身がご飯にのったシンプルな一杯で、長い一日の締めくくりにぴったりでした。