翌日は、『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』を鑑賞。 『ノー・ウェイ・ホーム』の結末をしっかりと引き継ぎ、世界中からピーター・パーカーの存在を忘れられた状態から物語は始まります。 そんな孤独を抱えたピーターを演じる、トム・ホランドの演技がよかった。 『ノー・ウェイ・ホーム』には、ドクター・ストレンジに加え、過去にスパイダーマンを演じた二人など、様々なキャラクターが登場。 まさに一大イベントのような作品でした。 それに対して今作は、ニューヨークの街を守る「親愛なる隣人、スパイダーマン」に戻ってきたように感じました。 また、前3作は「青春コメディ」の要素がかなり大きかったように思います。 しかし今作では、ピーターが抱える孤独やトラウマにも踏み込んでおり、作品全体の雰囲気も重め。 以前の軽快で楽しいスパイダーマンが好きだった人にとっては、少し重い内容に感じるかもしれません。 ただ、『ノー・ウェイ・ホーム』でピーターが失ったものを考えると、この変化も自然なのかなと思いました。 【余談】 前日に観た『オデュッセイア』との出演者のつながりにも驚きました。 ピーター・パーカーを演じるトム・ホランドは、『オデュッセイア』ではテレマコス役。 MJを演じるゼンデイヤは、同じく『オデュッセイア』で…
『踊る大捜査線』鑑賞後、夕食を挟んで『オデュッセイア』を鑑賞。 古代ギリシャのホメロスによる叙事詩が原作。 トロイア戦争を終えたオデュッセウスが、故郷へ帰るまでの長い旅を描いた冒険譚です。 何しろ原作は約2800年前の作品。 それだけに、現代の映画やアニメなどを見慣れた目で観ると、「この展開、どこかで見たことがあるぞ」と思わせる場面がいくつもあります。 たとえば、部下たちが食事をほおばりながら豚の姿に変えられてしまう場面。 思わず『千と千尋の神隠し』を連想しました。 そして終盤、故郷へ戻ったオデュッセウスが正体を隠し、自分の妻に言い寄っていた求婚者たちを次々となぎ倒していく場面。 こちらは、現代の異世界ものなどでおなじみの「主人公無双」にも通じるものを感じます。 もちろん『オデュッセイア』がそれらを直接生み出したという話ではありません。 ただ、2800年近く前から「長い冒険」「怪物との遭遇」「誘惑や試練」「故郷への帰還」「正体を隠した主人公」「最後に圧倒的な力を見せる」といった物語が描かれていたことを考えると、様々な物語の原型の一つといわれるのも納得です。 古典というと少し身構えてしまいますが、こうして現代の作品と重ねながら観てみると、意外と馴染みのある物語でもありました。 そ…
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