『踊る大捜査線』鑑賞後、夕食を挟んで『オデュッセイア』を鑑賞。 古代ギリシャのホメロスによる叙事詩が原作。 トロイア戦争を終えたオデュッセウスが、故郷へ帰るまでの長い旅を描いた冒険譚です。 何しろ原作は約2800年前の作品。 それだけに、現代の映画やアニメなどを見慣れた目で観ると、「この展開、どこかで見たことがあるぞ」と思わせる場面がいくつもあります。 たとえば、部下たちが食事をほおばりながら豚の姿に変えられてしまう場面。 思わず『千と千尋の神隠し』を連想しました。 そして終盤、故郷へ戻ったオデュッセウスが正体を隠し、自分の妻に言い寄っていた求婚者たちを次々となぎ倒していく場面。 こちらは、現代の異世界ものなどでおなじみの「主人公無双」にも通じるものを感じます。 もちろん『オデュッセイア』がそれらを直接生み出したという話ではありません。 ただ、2800年近く前から「長い冒険」「怪物との遭遇」「誘惑や試練」「故郷への帰還」「正体を隠した主人公」「最後に圧倒的な力を見せる」といった物語が描かれていたことを考えると、様々な物語の原型の一つといわれるのも納得です。 古典というと少し身構えてしまいますが、こうして現代の作品と重ねながら観てみると、意外と馴染みのある物語でもありました。 そ…
実に14年ぶりに、青島俊作が帰ってきた。 ということで、SW中に観に行ってきました。 かつて和久さんに捜査のイロハを教えてもらっていた青島君が、とうとう若手を指導する立場に。 その姿を見ているだけでも、「ずいぶん時間が経ったんだなぁ」と感じます。 劇中には、過去のドラマや映画に登場した面々、そして過去作を思わせるオマージュも随所に登場。 長年シリーズを観てきた身としては、懐かしさを感じる場面がたくさんありました。 もちろん、「踊る」らしい様々なギャグも健在。 「そうそう、踊るってコレコレ」と思う反面、少し気になったところもあります。 昔から観ている人間にとっては懐かしく感じるノリでも、今回の作品で初めて「踊る大捜査線」に触れた人には、少々古く、あるいはくどく感じられてしまうのではないか。 そんな不安も少し感じました。 【ここからネタバレを含みます】 本編が始まる前、「セブンベアーズ」という映画のCMが流れました。 そして本編が始まると、なんと劇中にもそのキャラクターが登場。 てっきり「映画の中で別の映画を宣伝する、ずいぶん大がかりな告知だな」と思っていたのですが、後から映画に登場させるために作られた架空のキャラクターだと知って驚きました。 こういう遊び心も、「踊る」らしいとこ…
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